サイドキック
骨盤を正しい位置に置いて股関節から足を動かしていきます。
骨盤を正しい位置に置くために、腹部を薄く保ち続け、腹圧をかけ続けなくてはなりません。
足を動かすときに、骨盤も一緒に傾けたくなるのをお腹の力で傾けないようにすることで、正しい体の動きを学ぶことができます。骨盤を安定させられるようになると、腰部への負担を減らすことができます。
☆ ★ ☆ スタートポジション ☆ ★ ☆
横向きに一直線に寝ます。足の付け根から両足を前方へおくります。下の脚は曲げて、上の脚は腰の高さに伸ばします。下の手は手のひらを下にして机にし、上の手は胸の前に楽に置いておきます。お腹は骨盤を安定させるため、薄く保ち続けます。左右のわき腹の長さは変わらないようにしましょう。
1.息を吸いながら
上の足の足首を曲げてキックするように前に伸ばします。(勢いをつけずスムーズに)
キックの足につられて腰や背中が丸まらないよう気を付けましょう。
上の足首を曲げて前方へ蹴るように伸ばします。(ゆっくり)からだを丸めないように気をつけて。
脚が10cmになったようなイメージで、太ももから前方へ伸ばします。足の高さは腰の高さを保ちます。
2.息を吐きながら
足首をつま先から遠くへ伸ばし、腰の高さを保ちながら後ろへ伸ばします。(ゆっくり、スムーズに)下のわき腹がマットに沈み込まないように、腹筋を締めを保って。
長い一本のラインを保ちましょう。
つま先で、遠くの壁に線を横に書くように。
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肩に力が入らないように、首まわりは長くしておきます。
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動きの最中は、骨盤が傾いたりしないようにお腹は薄く保ち続けておきます。腰を反らせないようにしましょう。
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首に違和感がある場合は耳と腕の間に折りたたんだタオルを敷くか、右図のように肩幅程度のクッションを敷いて行っても良いでしょう。